FC2ブログ
マンション管理費滞納など ~ マンション無料法律相談室

弁護士、マンション管理士によるマンション管理問題無料法律相談室

  マンション管理費滞納など    ~ マンション無料法律相談室のナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 管理費滞納と59条競売 > 管理費滞納で競売が認められた裁判例①  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

管理費滞納で競売が認められた裁判例①

2015 - 06/04 [Thu] - 00:03

Q: 当マンションの法人の区分所有者は既に法人としての実態がなく約4年で140万円程度の管理費の滞納があります。また、区分所有権には抵当権や税金の滞納による差押があり、区分所有法7条の先取特権による競売を申し立てても無剰余取り消しの可能性が高いです。
 このような場合に、区分所有法59条の「区分所有者の共同生活上の障害が著しく、他の方法によってはその障害を除去して共用部分の利用の確保その他の区分所有者の共同生活の維持を図ることが困難」な場合に当たるとして、競売の請求はできないでしょうか。


A: 東京地方裁判所平成24年9月5日判決は、同様の事例で、区分所有法59条による競売請求を認めました

 以下のポイントが重視されました。
 ① 法人としての実態がない、今後も管理費の納入が認められない
 ② 滞納額は約4年で140万円
 ③ 先取特権による競売請求は、無剰余(優先する債権者に配当がなされ、管理組合には配当がない)により、競売手続きが取り消される可能性が高い

(判旨)
「一般に,管理費の支払義務は建物等の管理に関するもっとも基本的な義務であるから,長期間にわたる管理費の不払は,区分所有法6条にいう「区分所有者の共同の利益に反する行為」に該当するものと解される。
   ところで,前提事実,証拠(甲3)及び弁論の全趣旨によれば,被告は,平成20年11月以降,管理費等の支払を怠り,その滞納額は,平成24年1月1日現在で140万円余に達していること,被告は,平成22年2月に破産廃止決定を受けた後は,会社としての実態がなく,今後,管理費等を支払うことは全く期待できないこと,したがって,このままでは,遅延損害金をおいても,管理費及び修繕積立金の合計額である年額25万2360円の滞納額が累積し続けていく見込みであることが認められる。
   そうすると,本件マンションが700戸以上の区分所有建物から成る大規模リゾートマンションであり,平成23年度の本件マンション全体の管理費収入(予算額1億9790万0520円)及び修繕積立金収入(同2573万9160円)が多額であり(甲8),被告の平成24年1月1日現在の上記滞納額がこれに比較して少額といえるものであったとしても,滞納期間が3年以上に及び,滞納額が既に100万円を超え,今後滞納が解消されず,かえって滞納額が累積していく見込みであることが認められるのであって,これらの事情に照らせば,被告による管理費等の不払は,「区分所有者の共同生活上の障害が著し」いものに当たるというべきである。」



管理費滞納問題の無料法律相談はこちら

スポンサーサイト

コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

プロフィール

エルピス総合法律事務所

Author:エルピス総合法律事務所
弁護士、マンション管理士、宅地建物取引士
〒104-0041
東京都中央区新富2-14-5
VESTAビル8階
tel:03-6228-3391 fax:03-3552-3375
e-mail:soudan@elpislaw.com
http://elpislaw.com
初回2時間まで無料法律相談実施中 

カテゴリ

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。